記事カテゴリー:歴史と文化 / 都市 / まちなみ / 保存
村木 晴香(小学校6年生)『コア東京』2024年1月号
関東大震災が発災した1923(大正12)年当時は、まだラジオもテレビもなく、絵葉書は新聞と並ぶ最大の情報伝達ツールだった。このため関東大震災で...
紅林 章央『コア東京』2024年1月号
なぜバオバブをえらんだかというと、バオバブは、仲をくりぬいても木が死なないからです。バオバブは、1本の木で4500リットルも水を木の中にためて...
伊達 悠希『コア東京』2023年12月号
 浅草駅前で隅田川を跨ぐ赤いアーチ橋。この橋の上からフィリップ・スタルクがデザインしたあの金色の炎の写真を撮ったという方も多いのではない...
紅林 章央『コア東京』2023年12月号
 シンガポール(写真❶)は、マレー半島の突端にあり、インド洋と太平洋というふたつの大海を結ぶマラッカ海峡の玄関口に位置する(図①)都市国家...
河村 茂『コア東京』2023年12月号
皆さんはベトナムのダナンにパワースポットがあるのを知っていますか?「マーブルマウンテン」と呼ばれているパワースポットです!大理石でできた...
石井 翔一朗『コア東京』2023年11月号
 明治当初、東京市内の橋梁は、幕末の動乱と幕府の財政難で維持管理は疎かになり、老朽化が進行していた。このため新政府は、早期に架け替えに着...
紅林 章央『コア東京』2023年11月号
 ベトナムでは日が暮れるとともに、いたるところで活気あるナイトマーケットが開かれます。その中でもホイアンのナイトマーケットは有名で、無数...
石井 翔一朗『コア東京』2023年10月号
 隅田川を渡る橋は、1594(文禄3)年に「千住大橋」が徳川家康により架設され、次いで1661(寛文元)年には「両国橋」が架設された。当時、千住は...
紅林 章央『コア東京』2023年10月号
 北京(16,800km2)は、元・明・清、そして中華人民共和国の首都(現在、国の直轄市)で、人口は約1,230万人、内2/3は都市民で1/3は農民工※である...
河村 茂『コア東京』2023年10月号
 10年程前に家族と北欧旅行した折に、「スケッチ」ではなく帰国してから旅行記念として写真や絵葉書から絵を描きました。絵は、ノルウェーのベル...
石井 孝男『コア東京』2023年9月号
 隅田川には、同じ形の橋梁はふたつとないといわれるほど多種多様な橋梁が架かる。このため、「橋の博物館」や「橋の展覧会」と呼ばれる。パリの...
紅林 章央『コア東京』2023年9月号
 今から25年ほど前の六月に「国際構造工学協会」がデンマークで開催され参加しました。  開催終了後の見学会では「橋とトンネル」が主なコースで...
石井 孝男『コア東京』2023年8月号
 復興を主導した内務省復興局土木部長の太田圓三は、大正13(1924)年7月2日に土木学会で開催された「帝都復興事業に就いて」という講演会で、関...
紅林 章央『コア東京』2023年8月号
 モスクワはロシア連邦の首都で、東ヨーロッパ平原の中央に位置(図①)、都心部をモスクワ川(ボルガ川支流)が蛇行しながら流れる。この地は比較...
河村 茂『コア東京』2023年8月号
 ハワイのモロカイ島でいちばん大きな街はカウナカカイですが、人口約1,000人ほどの街です。ここには政府の行政機関、警察、図書館、学校、郵便局...
森川 浩弌郎『コア東京』2023年7月号
 隅田川には、アーチ橋やトラス橋、ゲルバー鈑桁橋など多種多様な橋梁が架かることから、「橋の展覧会」といわれる。この中でも、一、二の人気を...
紅林 章央『コア東京』2023年7月号
 大正13(1924)年、西武グループの創業者・堤康次郎率いる箱根土地株式会社が、東京商科大学(現一橋大学)とともに理想の学園都市を目指し、国...
川﨑 和彦『コア東京』2023年6月号
 墨田区向島で唯一の戦前の姿を残す老舗料亭。建築年代は不詳だが、関東大地震(大正12/1923年)後に建てられたと考えられている。  東京大空襲...
鈴木 文雄『コア東京』2023年5月号
 関東大震災の復興では、橋梁のデザインについて、復興局土木部長の太田圓三(1881–1926)や橋梁課長の田中豊(1888–1964)らは、建築家に任せる...
紅林 章央『コア東京』2023年5月号
 首都高速一ノ橋JCTが手前を走り、右手に東京タワー、左手に六本木一丁目の泉ガーデンタワー、そして、屋上にタワークレーンのある建設中の超高層...
磯永 聖次『コア東京』2023年4月号
 ニューヨークの中心・マンハッタン(59㎢)は、先住民の言葉で「丘の島」を意味する。この地には、かつて緩やかにうねるようにして野原が広がり...
河村 茂『コア東京』2023年4月号
 隅田川をはじめ、東京の橋の多くは関東大震災の復興で架けられたことは、多くの方の知るところである。震災による東京市の橋梁被害はどのような...
紅林 章央『コア東京』2023年4月号
 「いい思い出ばかりではない」とか「苦い思い出」というコトバがあるように、思い出とは決してすべてが「お花畑的」なわけではありません。また...
大島 健二『コア東京』2023年3月号
 隅田川下流部で重厚なアーチを描く永代橋(❶)。現在の橋は、大正15(1926)年に関東大震災の復興で架橋された。現存する隅田川の橋では最古参で...
紅林 章央『コア東京』2023年3月号
 江戸時代、大阪の佃村の漁民が幕府より貰い受けた小さな干潟が起源の佃島。船着き場と住吉神社を中心にした古いまちなみと、背景のタワーマンシ...
大島 健二『コア東京』2023年2月号
 建築では、あの建物は〇〇さんの設計、この建物は△△さんの設計など、設計者の名前が前面に出てくる。しかし橋では、レインボーブリッジやベイブ...
紅林 章央『コア東京』2023年2月号
 地球から飛び出していて、屋上にブランコがあり、それは美しい地球の全体を見わたせるブランコです。こういう家にすんでみたいと、私は思ってい...
村木 晴香『コア東京』2023年1月号
 ユーラシア大陸の西端、そのまた沖の向こうに位置する島国イギリス(図1)。国土は日本の2/3ほどで首都ロンドンの市街には、南西部から東部にか...
河村 茂『コア東京』2023年1月号
 東京は古くから川や運河に囲まれ、水の都と言われてきました。川が多いということは、必然橋も多いということ。戦後、戦災の復興や首都高建設に...
紅林 章央『コア東京』2023年1月号
こわしてもまたそれをつかってビルにできる。パーツになっていて、またくみたてられる。かるい木でできているから手ではこべる。えんとつからはし...
熊倉 隆之助(小学校1年生)『コア東京』2022年12月号
 出身地の兵庫県から25才で上京して以来30年以上、関西での仕事も途切れない程度にあるので、今でもその出張前後に京阪神近辺を散策することがひ...
大島 健二『コア東京』2022年11月号
 近世・欧州の地では、数々の改革を経て中世封建社会から近代工業社会へと大きく転換していく。その契機となったのは、小氷河期(14–18世紀)と呼...
河村 茂『コア東京』2022年11月号
 老後のことを考え、ボケないうちに温泉があり美しい山々がそびえる山梨県北杜市に週末車を走らせ、20年経過しました。  八ヶ岳南面の麓にある北...
石井 孝男『コア東京』2022年10月号
 東京の郊外というよりも神奈川県に近い町田市ですが、ここに「新東京百景」や「東京都指定名勝」および「日本の歴史公園一〇〇選」に選出された...
石井 孝男『コア東京』2022年9月号
 イスタンブール(旧コンスタンティノープル)は、トルコ北西部、マルマラ海の北岸に位置し、市街はボスポラス海峡(長さ30km、幅は狭い所で700m...
河村 茂『コア東京』2022年9月号
 想えばかなり以前のように感じられるが、コロナ禍にあり活動が制限されていた令和3(2021)年6月26日、大方水彩画教室(『コア東京』2020年4月号...
早川 佳孝『コア東京』2022年8月号
 私が住むマウナロアの街は、ハワイのモロカイ島の西側にある人口400人あまりの小さな街で、標高270mほどの火山の山頂付近にあります。ここに住む...
森川 浩弌郎『コア東京』2022年7月号
 中世期の10–12世紀、ユーラシア大陸各地で気候変動温暖化が進む。これを受け東アジアでは、長江下流部のデルタ地帯に、華北の水利・土木技術が導...
河村 茂『コア東京』2022年7月号
 韓国で政治外交を専攻し、日本に来て建築を学び直した結果、大学を2回、合計で8年も通っている変わった経歴の持ち主になった。  ニューヨークへ...
金 美花『コア東京』2022年6月号
 留学生時代から建築雑誌で見かけた、憧れの建築をいつかは見に行きたいと思っていた。その中でも特に彫刻的なガウディの作品を直接見に行きたい...
金 美花『コア東京』2022年5月号
 2016年5月号から始まった本連載で、コンバージョン建築を巡った都市の数は25ヶ国50都市以上にも及ぶ。最終回の今回は、特定の都市を巡るのではな...
小林 克弘『コア東京』2022年5月号
 ハバナから東南方約300kmにある古都トリニダまで足を延ばす。鉄道路線はないのでビアスールという長距離バスで一般道を、途中で昼食休憩を交えな...
井上 武司『コア東京』2022年4月号
 バグダード(図1)の歴史は古い。集落の存在は、BC3000年代、古代メソポタミア・シュメール都市の時代に確認されている。また、BC1800年頃の記録...
河村 茂『コア東京』2022年4月号
 アメリカ合衆国の裏庭、カリブ海に浮かぶ島国キューバは1898年にアメリカの支援でスペインからの独立を果たすが、その後アメリカの資本支配が拡...
井上 武司『コア東京』2022年3月号
 芸術の都パリは、コンバージョンの都でもあり、その発展に大きく貢献してきた。ちなみに、現在の「ルーヴル美術館」(1、2)は、12世紀以来、国...
小林 克弘『コア東京』2022年3月号
 2010年5月、長崎県五島列島に数多く残る教会を徒歩で巡り始め、一番南の福江島から各島々を歩いて、北端に近いここ旧野首教会についたのは5月26...
杉野 和彦『コア東京』2022年2月号
 モロッコの北東部に位置する都市フェズにはメディナという旧市街地が残り、中でも起源が九世紀に遡る地区はフェズ・エル・バリと呼ばれ、中世の...
杉野 和彦『コア東京』2022年1月号
 都市長安(現在名、西安)は、中国の内陸部をかなり入った、関中盆地(図1)に位置する。この地は、南に富士山と同じ高さの、太白山を主峰とする...
河村 茂『コア東京』2022年1月号
ハーバード大学のキャンパスは壮麗です。 定番のアメリカの大学のキャンパスについて考えるとき、成熟した木々と四方を芝生で囲まれた美しい煉瓦造...
Tom Gastel『コア東京』2021年12月号
求ウィーンは、13世紀以降ハプスブルク家の統治の下、諸芸術文化を備えた帝都として発展を遂げた。19世紀後半には、オスマン帝国から市を守った城...
小林 克弘『コア東京』2021年12月号
 このタフツ大学の鳥瞰図を描くにあたり、空から見たキャンパスの写真がありませんでした。そのためイメージをつくるためにグーグルアースの画像...
Tom Gastel『コア東京』2021年11月号
 都市ローマは、イタリア半島中部に位置、地中海のティレニア海岸から、約25km入ったところにあり、典型的な地中海性気候の土地である。ローマは...
河村 茂『コア東京』2021年11月号
 ベルギーは、隣接するフランス、ドイツ、オランダの干渉を受けたため、独立は1830年代であるが、ヨーロッパ大陸では最初に産業革命を経験した産...
小林 克弘『コア東京』2021年10月号
 品川駅から東海道線で熱海へ向かったのは賛助会幹事会の方々とだった。時は2019年9月6日午後。その日は熱海の高層ホテルに宿泊。よく晴れた翌朝...
早川 佳孝『コア東京』2021年9月号
 オリエントとの交易活動を通じ、BC3000年頃エーゲ海に広まった青銅器文明。BC2000年以降は、このエーゲ海の地に順次、クレタ、ミケーネ、トロイ...
河村 茂『コア東京』2021年9月号
 富田商事の社員旅行2日目は、妻とふたりで北海道の観光名所「小樽運河」を歩いた。時は2018年6月30日の晴れた日。社長以下全員での札幌2泊という...
早川 佳孝『コア東京』2021年8月号
 1977(昭和52)年の秋、私はアメリカの建築を見て回ろうと、40日間のアメリカ一周の旅に出ました。十分な旅費を用意できなかったので、アメリカ...
森川 浩弌郎『コア東京』2021年7月号
 スペインの諸都市は、地方色が強く、魅惑的な都市が多い。本稿では、16世紀以降スペインの首都として発展したマドリードおよび古代ローマ時代か...
小林 克弘『コア東京』2021年7月号
 都市は、人類が狩猟・採取から農業・牧畜生活へと移行、食糧生産が拡大し人口が増加、また余剰も出て社会集団内で職能分化・階層分化が起こり、...
河村 茂『コア東京』2021年7月号
 五番街はニューヨークに来た人びとが必ずを訪れる所ですが、特に四九丁目から五九丁目には、ティファニーやトランプタワーに代表される有名なオ...
森川 浩弌郎『コア東京』2021年6月号
 去年、会長の亀井から、われわれイラストレーションスタジオに、「日建設計の職場環境をアート溢れる楽しい空間にしてください」、という大雑把...
山田 雅明『コア東京』2021年5月号
 サンフランシスコは、カリフォルニア州北部の金融・文化の中心であり、観光地としても人気が高い。地形的には、北に向かって飛び出た半島の先端...
小林 克弘『コア東京』2021年5月号
2016年10月、私が顧問及びアジア代表を務めるASAI(アメリカ建築イラストレーターズ協会)のカンファレンスに参加するためボストンに滞在して...
山田 雅明『コア東京』2021年4月号
バンコクのひどい渋滞を回避する最善の方法は、水上タクシーを利用することだと学びました。過去、農民や商人のバンコク郊外ダムヌンサドゥアック...
Simon Kalajdjiev『コア東京』2021年3月号
ノルウェーと聞くと、フィヨルドやサーモンなどの海産物が思い出されるが、都市や建築については、すぐに思い出されるものが少ないかもしれない。...
小林 克弘『コア東京』2021年3月号
 マンハッタンのミッドタウン、グランドセントラル駅がある四二丁目を西へ七番街まで行って、ブロードウェイと交わる地域一帯がTimes Squareです...
森川 浩弌郎『コア東京』2021年2月号
 碁盤目に計画されたマンハッタンの街路は、南北に走るAvenueと東西に走るStreetで構成されています。これらの街路は基本的には一方通行ですが、P...
森川 浩弌郎『コア東京』2021年1月号
 これは、世界で最初のバプテスト教会の眺めです。私が大学生だったとき、この建物を驚きをもって見ていました。それはとても美しかったからです...
Tom Gastel『コア東京』2020年12月号)
 バンコクの建築コンバージョンといっても、想像しにくいかもしれない。というのも、バンコクは、三島由紀夫の小説「豊饒の海、最終巻、『暁の寺...
小林 克弘『コア東京』2020年12月号)
 私がこの絵を描いたのは35歳の時でした。この絵を描いている時、大学のイヤーブックのために撮影していたカメラマンがいて、私も撮影されてしま...
Tom Gastel『コア東京』2020年11月号)
 ボストンの南に位置し、ロードアイランド州プロビデンスにあるロードアイランドデザインスクールの建築学生だった時、私はこの家を見てなんと美...
Tom Gastel『コア東京』2020年10月号)
 マカオは、16世紀半ばからポルトガルのアジア拠点として発展し、1999年に中国に返還され、独自の発展を遂げている。  マカオを象徴する都市光景...
小林 克弘『コア東京』2020年10月号)
 イベリア航空にて機中の人となってだいぶ時間が経った。  機内は薄暗くなっている。親戚四名での旅行で、横に座っている妻はその妹とお喋りに余...
早川 佳孝『コア東京』2020年9月号)
 この界隈は東京駅が開通する約2年前、明治45(1912)年に万世橋駅舎が⾠野⾦吾の設計により完成、⼤いに賑わった。鉄道院の設計による万世橋⾼架...
古⽥ 秀⾏『コア東京』2020年8月号)
 デンマークの首都コペンハーゲンは、もともと商人たちの港という意味であり、デンマーク東部のシェラン島の東端に位置し、貿易と軍事の拠点であ...
小林 克弘『コア東京』2020年8月号)
 牛込見附から外堀を挟んだ北西一帯を神楽坂と呼んでいる。地名からも神楽坂、軽子坂、地蔵坂、三年坂、芸者新道、本多横丁と街の様子が浮かぶ。...
高橋 政則『コア東京』2020年7月号)
「港区立郷土歴史館」、「図書室」、「区民協働スペース」、「がん在宅緩和ケア支援センター」、「乳幼児一時預かり」、「保育サポート」、「学童...
磯永 聖次『コア東京』2020年6月号)
カナダ西岸の都市、バンクーバーは、北米有数の国際都市であり、近年ではさまざまな都市人気ランキングで上位に入る。しかし、都市の歴史は浅く、...
小林 克弘『コア東京』2020年6月号)
リンカーンセンターは、一九五〇年代に建設された劇場コンサートホール、芸術学校、図書館等の総合芸術施設がある地域をいいます。そのうちで最も...
森川 浩弌郎『コア東京』2020年5月号)
マンハッタンにはふたつの鉄道ターミナルがあります。ひとつは、ロングアイランドの通勤電車とアムトラック(長距離旅客列車)が走るペンシルバニ...
森川 浩弌郎『コア東京』2020年4月号)
ハンガリーは、マジャル人を中心につくられた多民族国家であり、10世紀に王国が建国されて、中世には中央ヨーロッパの大国となったが、その後、多...
小林 克弘『コア東京』2020年4月号)
グランドセントラル駅からパークアベニューを歩いて、事務所のあるシーグラムビルに通勤する途中、周りが近代的な高層ビルで囲まれた谷間に、この...
森川 浩弌郎(『コア東京』2020年3月号)
この絵と題名にはとても思いを込めて書きました。この題名はこの景色の中で過ごした思い出を表しています。一年生の時にだるまさんがころんだをし...
(『コア東京』2020年2月号)
チェコ共和国の首都プラハは、モルダウ川河畔に位置する美しい都市である。プラハ市内を北に向かって流れるモルダウ川は、エルベ川に通じて、北海...
小林 克弘(『コア東京』2020年2月号)
私は、「お気に入りの場所」という単元が始まったとき、すぐには学校の中の気に入っている場所を思いうかべることができませんでした。でも、友達...
(『コア東京』2020年1月号)
私は最初「自分の中でのお気に入りの場所ってどこだろう?」となやんでいました。その時にパッと頭に思いうかんだ場所が図書室でした。私は、図書...
金子 悠里(『コア東京』2019年12月号)
ベルリンは、1990年の東西ドイツ統一の翌年にドイツ連邦共和国の首都に復活して以降、再びドイツの政治・芸術文化の中心となり、人口約350万人を誇...
小林 克弘(『コア東京』2019年12月号)
 ニューヨークのシンボルとなるこのエンパイア・ステート・ビルディングは、一九二九年のウオール街の株価大暴落で始まる大恐慌のあと、一九三〇...
森川 浩弌郎(『コア東京』2019年11月号)
 ゲルマン民族は大移動後、衰退の一途をたどるローマ社会に融けこみ、着実に教勢を高める基督教を受け入れることによって欧州文化の原点に立った...
浅野 忠利(『コア東京』2019年11月号)
 その前日の夜、岐阜市の長良川河畔に宿を定めた。  翌早朝周辺を散策すると日本の原風景が広がっていた。長良橋南詰の鵜飼観覧船乗り場から西へ...
早川 佳孝(『コア東京』2019年10月号)
 日本で、満州と呼ばれる中国東北部は、19世紀以降、清国、帝政ロシア、日本が入り乱れた複雑な歴史を持つ。中国東北部は、清を建国した女真族(...
小林 克弘(『コア東京』2019年10月号)
 都立神代植物公園は天台宗深大寺の北側に位置し、四季を通して花や緑を楽しめる公園である。規模は都内最大の広さで四八万平方メートル、園内に...
稲垣 法子(『コア東京』2019年9月号)
 1914年にケルンでドイツ工作連盟の展覧会と総会が開かれた。後のル・コルビュジエことシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(1887–1965)も招かれ...
加藤 道夫(『コア東京』2019年9月号)
 一〇年ちょっと前から東西線に乗って通勤している。東西線は「東京メトロ」の最も東、西船橋までつながっていて、乗降客数も非常に多い。朝の八...
座次郎(『コア東京』2019年8月号)
 ヘルシンキにおけるコンバージョンの大きな契機となるのは、市街地の東側に位置するサウスハーバーに面する地区、特にカタヤノッカ地区である。...
小林 克弘(『コア東京』2019年8月号)
 メトロみなとみらい線の馬車道駅で下車する。地下改札口から階段で地上に出るとまぶしいばかりの夏の陽射しと強い海風を受け、港ヨコハマの香り...
稲垣 法子(『コア東京』2019年7月号)
 1920年秋バウハウスからの招聘を受けた画家パウル・クレーは、翌21年4月から授業を開始したが、22年に描いたバウハウス教育カリキュラムの概念ス...
新藤 真知(『コア東京』2019年7月号)
 仕事の関係で頻繁に福岡に来る。福岡は今、建て替えや開発がたいへん盛んだ。福岡空港も建て替えが進められている。「ラーメン滑走路」なんてい...
座二郎(『コア東京』2019年6月号)
調布に移り住み早や七年となる。野川は西東京を横断する多摩川とほぼ平行して流れて、二子玉川辺りで多摩川に合流するのだが、住民の生活に密接に...
稲垣 法子
 新宿は花園神社の裏に抜けると「あかるい花園〇番街」という看板が並んでいる。最近は外国人が多い。観光客が多いとなんだか人に取られてしまっ...
座二郎(『コア東京』2019年4月号)
前回のエストニア共和国首都タリンに引き続き、バルト三国を巡ろう。ラトビア共和国の首都リガは、人口約70万人のバルト三国で最大の港湾都市であ...
小林 克弘(『コア東京』2019年6月号)
設計健保(けんぽプラザ)に行く時に、いつもこの神社の角を曲がる。お参りしてお賽銭を上げることもあるが、たいていは鳥居の前でお辞儀をする程...
山本 忠順(『コア東京』2019年3月号)
1919年、ヴァイマールにあった公立の工芸学校を統合改編し、新しい発想の建築・芸術教育機関「バウハウス」を設立し、校長として活躍するヴァルタ...
杉本 俊多(『コア東京』2019年3月号)
 今、住んでいるところからの徒歩圏内に「林芙美子記念館」がある。春のある土曜日、天気が良かったので、ぶらっと訪れてみた。大勢の見学客でに...
山本 忠順(『コア東京』2019年2月号)
 タリンと聞いても、ピンとこない方も多いかもしれない。バルト三国の最北に位置するエストニア共和国の首都であり、バルト海フィンランド湾に面...
小林 克弘(『コア東京』2019年2月号)
 私が三年生の時、初めて音楽室に足を踏み入れ、鉄琴や木琴などの打楽器を目にしました。中でもドラムに一番憧れを抱きました。なぜなら昔の六年...
橋爪 鈴乃(小学校6年生)(『コア東京』2019年1月号)
 ドイツが第一次世界大戦で敗北した結果誕生したいわゆる「ヴァイマール共和国」は、1919年から1933年までのたった14年という短い生涯であった。
黒川 剛(『コア東京』2019年1月号)
がんばる体育倉庫  この絵をかくときに、先生から「学校の中でいちばんお気に入りの場所をかいていください」と言われ、すぐに頭に浮かんだのは体...
深野汰生(小学校6年生)(『コア東京』2018年12月号)
 モスクワは、ロシアという秘密めいた国の首都であり、現在でも観光ビザが必要とされ、何か近寄りがたい雰囲気もあるが、独特の魅惑を備えた都市...
小林 克弘(『コア東京』2018年12月号)
 住まいの近くを神田川が流れている。昔、南こうせつとかぐや姫が歌って大ヒットした、あの「神田川」である。  神田川には、数多くの橋が架かっ...
山本 忠順(『コア東京』2018年11月号)
 バウハウスは1919年にドイツのヴァイマールに設立された写真、工芸、陶芸、デザインなどを含む美術と建築の総合的な教育を行う国立の学校であっ...
田中 辰明(『コア東京』2018年11月号)
 今、地下鉄東西線の落合・早稲田間を通勤で利用している。早稲田駅を出ると早稲田通り。その歩道に面して、このお地蔵様が鎮座されている。毎回...
山本 忠順(『コア東京』2018年10月号)
 今回は、前回のシドニーに続き、オセアニアの主要な3都市を巡る。これらの3都市は、都市の発展史が異なり、その過程でつくられた既存建築ストッ...
小林 克弘(『コア東京』2018年10月号)
思えばもう五〇余年前、先の東京オリンピックのころ、私が建築学科の学生に転科した時である。西洋建築史という履修科目があった。
早川 佳孝(『コア東京』2018年9月号)
今回から2回続けて、オセアニアの諸都市におけるコンバージョン建築を巡ろう。具体的には、オーストラリアのシドニーとメルボルンとブリスベン、...
小林 克弘(『コア東京』2018年9月号)
 「カドカワ」という名前から何を思い起こされるだろうか。「読んでから観るか、観てから読むか。」という一九七〇年代後半の角川映画ブームを創...
塩谷 博史、村田 くるみ(『コア東京』2018年8月号)
 ここ数年、BIMに取り組んでみようと情報収集を始める企業が多くなっていますが、BIMの一般的な情報だけでは、その企業にとっての具体的な活用メ...
(『コア東京』2018年8月号)
旧⽇⽐⾕公園事務所は、わが国初の様式公園である千代⽥区⽇⽐⾕公園内の⼀⾓に佇み、公園管理事務所として、一九一〇年(明治四三年)に竣⼯した...
古⽥ 秀⾏(『コア東京』2018年7月号)
戦前、実業家松方幸次郎が欧州で収集した美術品(西洋近代の絵画・彫刻と日本の浮世絵が主体)が戦後フランスに差し押さえられ、その返還(寄贈)...
大島 健二(『コア東京』2018年6月号)
日野市街地の旧甲州街道沿いに建つ二階建て洋館造りの店蔵は袖蔵と共に、日野宿のシンボルといってよい。所有者の有山董氏の曾祖父彦吉氏を筆頭に...
川﨑 和彦(『コア東京』2018年5月号)
 目白駅からほどないところ、下落合三丁目の住宅街にひっそりと佇む小さな建物が残っている。忙殺されがちな日常から忘れられた記憶を呼び戻して...
高橋 政則『コア東京』2018年4月号)
はじめに  北イタリアの中心都市ミラノは、歴史の蓄積に加えて、諸分野の現代デザインでも世界を主導する都市である。ミラノの建築コンバージョン...
小林 克弘『コア東京』2018年4月号)
 レインボーブリッジは、港区芝浦地区と台場地区を結ぶ港区にある吊り橋。昭和六二(一九八七)年に着工して、七年の工事期間を経て、平成五(一...
磯永 聖次『コア東京』2018年3月号)
 ぼくはお城が大好きなのでこのような絵にしました。なぜお城が大好きかというと、まず大河ドラマの真田丸の中に出てきたきれいで立派な大阪城を...
神田 智史(小学校四年生)(『コア東京』2018年2月号)
平成26(2014)年暮れ。東京都の文京区と杉並区では、ふたりの文士にまつわる建築物の保存運動が別々に展開していた。前者は明治20年代に樋口一葉...
村田 くるみ(『コア東京』2018年2月号)
はじめに  ヴェネチアは、時間の流れを忘れさせる水の都である。旧市街、とりわけ「カナル・グランデ」(大運河)沿いの光景(1)、「サンマルコ...
小林 克弘(『コア東京』2018年2月号)
しょうぎパークについて  ぼくは、しょうぎが大好きです。しょうぎのおもしろいところは、負けそうな局面でも、きせき的な一手で勝てる時があるこ...
志村 航(『コア東京』2018年1月号)
 横浜山手は、観光地としてご存知の方も多いと思いますが、旧居留地の往時の建築を見るという観点では初めてという人も多いのではないでしょうか...
蓼沼 芳(『コア東京』2018年1月号)
 平成29(2017)年12月1日〜2日の研修旅行期間中の天気予報はずっと雨。わずらわしさを心配しながら、いざ「富山きときと空港」に降り立つと、そ...
宮﨑 勲(『コア東京』2018年1月号)
はじめに  ソウルでは、他国にやや遅れて、近年、コンバージョンによるストック活用が盛んになりつつある。その中には、日本統治時代の施設も含ま...
小林 克弘(『コア東京』2017年12月号)
 ニューヨークで最も特異な形で目を惹くこの美術館は、五番街セントラルパークの東向かい八八丁目と八九丁目の間にあります。一九四三年に実業家...
森川 浩弌郎(『コア東京』2017年11月号)
マンハッタンの都市計画は南北に走るアべニューと東西に走るストリートで碁盤の目のように設計されましたが、マンハッタンの農場を結ぶ旧道ブルー...
森川 浩弌郎(『コア東京』2017年10月号)
 五番街の四〇丁目から四二丁目の西側にニューヨーク パブリックライブラリーがあります。この白大理石でできたルネッサンス様式の建物は、一九一...
森川 浩弌郎(東京都建築士事務所協会港支部/株式会社エンドウ・アソシエイツ元所員)(『コア東京』2017年9月号)
はじめに  シンガポールと香港は、共に旧英国領交易都市として発展した島であり、中国系住民が最も多く、現在アジアのグローバル商業の中心として...
小林 克弘(首都大学東京教授)(『コア東京』2017年9月号)
 その名がついたミュージカル映画ができるほど、四二丁目通りはニューヨーク・マンハッタンの中心的な通りです。東端がイーストリバー、西端がハ...
森川 浩弌郎(『コア東京』2017年8月号)
 二〇一三年九月初め。北欧研修旅行のコペンハーゲンの最終日。帰途に就くまでの時間を利用しホテル周辺の運河沿いを歩きました。運河には多数の...
加藤 峯男(『コア東京』2017年7月号)
はじめに 台湾(中華民国)は、観光地としても人気があるが、建築コンバージョンの宝庫でもある。特に、日清戦争後の日本統治時代(1895-1945)に...
小林 克弘(『コア東京』2017年6月号)
私が絵を描くことが好きだということを近所の方が知り、「建築ふれあいフェア」に応募してみてはどうかと誘われたのがきっかけです。ちょうど受験...
永田 佑奈(『コア東京』2017年6月号)
この絵は「自由のツリーハウス」と言って、海の中の大きな木の上にある家を描きました。なぜツリーハウスにしたかというと、こんな家に住んだら楽...
中村 遼馬(『コア東京』2017年5月号)
ヴラジヴォストーク──軍事拠点の観光地化に伴うコンバージョン この極東の都市は、ウラジオストックと表記されることがあるが、ここではロシア語...
小林 克弘(『コア東京』2017年4月号)
平成泉橋は垳川から汲み上げた水を橋の欄干下からウォーターカーテンとして三〇分毎に約五分間放水し、河川の水質浄化を行っています。橋のたもと...
横村 隆子(『コア東京』2017年3月号)
鹿浜にある都市農業公園の古民家としだれ桜です。あだちは昔、農村地帯でした。「あだちのおいしい給食」で使われる「あだち野菜」の農地が今も点...
横村 隆子(『コア東京』2017年2月号)
「杉並建築会」は、「日本建築家協会」、「東京建築士会」、「東京都建築士事務所協会」の杉並支部レベルの3会が連携して平成25(2013)年に活動を...
村田 くるみ(『コア東京』2017年2月号)
東京都建築士事務所協会台東支部ではほぼ毎年、海外研修旅行を行ってます。以前は支部総会を兼ねた海外研修旅行でしたが、数年前から総会と旅行は...
栗田 幸一(『コア東京』2017年2月号)
北九州の歴史・発展 明治の産業化が発展してきた地域のひとつに北九州が挙げられる。豊富な石炭を産出した筑豊に八幡製鉄所が建設されると、門司...
脇 宗一郎(『コア東京』2017年2月号)
足立区は二三区内一の区立公園面積(都立公園を含まず)を有し、荒川や隅田川に隣接した水と緑の豊かな区です。三回にわたり、あだちの公園をご紹...
横村 隆子(『コア東京』2017年1月号)
隔年で開催されている東京都建築士事務所協会足立支部の宿泊研修を、平成28(2016)11月11日(金)〜12日(土)、10名の参加者で開催した。出発…
松崎 孝平(『コア東京』2017年1月号)
平成28(2016)年度の東京都建築士事務所協会港支部の研修見学会は、熊本地震の視察を行いました。これは、建築設計事務所として、地震被害…
磯永 聖次(『コア東京』2017年1月号)
旅行記 例年海外研修旅行として企画されていた東京都建築士事務所協会研修委員会の主催による研修旅行を、今年度初めて訪問先を…
安藤 暢彦、藤井 裕、益子 拡(『コア東京』2017年1月号)
平成28(2016)年9月30日、東京都建築士事務所協会研修委員会の主催による「蔵の街栃木市 歴史的建築物を活かしたまちなみづくり」と題したまち…
蓼沼 芳(『コア東京』2016年12月号)
今回は、インドの3都市、デリー、ジャイプル、ムンバイ(旧ボンベイ)に見られるコンバージョンを取り上げたい。周知の通り、インドの歴史は…
小林 克弘(『コア東京』2016年12月号)
埼玉県日高市にある高麗神社の近くに「聖天院」という高麗王若光の菩提寺があります。多くの高句麗人が日本に移り住み、今年で一三〇〇年を迎え…
中坪 明夫(『コア東京』2016年12月号)
休日に川越を散策しながら蔵造りでも描きに行こうと決めて、川越駅から歩き始めました。毎日通勤で通っているクレアモール商店街から、本川越駅…
中坪 明夫(『コア東京』2016年10月号)
二〇一五年の秋、会社の社員旅行で中国の上海に行ってきました。観光の目玉は超高層ビル街、外灘、豫園です。特に興味をもったのは豫園商城の近く…
中坪 明夫(『コア東京』2016年10月号)
建築コンバージョンの盛んな上海 今回はアジアの都市に目を移し、まずは複雑な歴史をもつ上海を取り上げたい。 上海というと、まず思い…
小林 克弘(『コア東京』2016年10月号)
軍艦島は、平成二七(二〇一五)年に国際記念物遺跡会議によって「明治日本の産業改革遺産・製鉄・製鋼・造船・石炭産業」の構成遺産のひとつとし…
根本 利英(『コア東京』2016年9月号)
東京都文京区と杉並区、ふたつの住宅街に残る文豪ゆかりの建物が、同じころ(2014年末)解体の危機に直面し、それぞれ市民団体が保存へ向けて…
村田 くるみ(『コア東京』2016年9月号)
アテネの西三二〇キロメートル、丘の麓に広がる牧歌的な美しい村、一九六四年、二〇二〇年の東京オリンピックの聖火も、ギリシャ神殿の中でも最…
鈴木 俊作(『コア東京』2016年8月号)
復興の古都、ワルシャワ 前回は、ニューヨークという、短期間に着実な都市発展を遂げた都市の中でのコンバージョンが果たしている役割を解説した。…
小林 克弘(『コア東京』2016年8月号)
描くことをひとつの目的として、ひたすら描いてみたら、そこから浮かび上がってきたのは、端的に表すことの重要性であった。そこで、最もシンプル…
鈴木 俊作(『コア東京』2016年7月号)
ギリシャの研修は、アテネのピレウス港からフェリーに五時間半ほど乗り、エーゲ海のミコノス島から始まった。ミコノスへの憧れは『GA』…
鈴木 俊作(『コア東京』2016年6月号)
このスケッチは、二十年前、大学院生の時にイタリア共和国トスカーナ州の山岳都市サン・ジミニャーノを訪れた時のもの。製図室で共に過ごした友人…
綾井 新(『コア東京』2016年5月号)
3度目のアンコール 平成28(2016)年2月10日(水)〜2月14日(日)の5日間、東京都建築士事務所協会港支部は、カンボジアのシェム…
大谷 徳義(『コア東京』2016年5月号)
はじめに──連載の主旨 建築のコンバージョン、つまり、用途変更を伴うリノベーションは、建築ストックの有効活用手法および過去の記…
小林 克弘(『コア東京』2016年5月号)
軍艦島の通称で知られる端島は、長崎県長崎市(旧高島町)にある島です。遠望が軍艦に似ているためその名がつきました。明治から昭和に…
根本 利英(『コア東京』2016年4月号)
東京都台東区の上野公園内に所在する国立西洋美術館の本館は、20世紀を代表する建築家のひとりであるル・コルビュジエ(1887-1965)の…
越智 浩史(『コア東京』2016年4月号)
東京都建築士事務所協会南部支部の研修旅行で、二〇一四年一一月一三〜一六日、ベトナムのハノイとハロン湾を訪れました。ハロン湾はベ…
根本 利英(『コア東京』2016年3月号)
ホアン・キエム湖から西に向かって歩くと遠くにその色あせた外観を捉えることができます。教会の周辺の並木通りには、ホテルやブティックが軒を連ねています…
根本 利英(『コア東京』2016年2月号)
台東区立蔵前小学校では図画工作の「展覧会」を二年毎に開催し、保護者らは体育館いっぱいに展示された作品を通して、子どもたちの成長を見ることができます…
川島 茂(『コア東京』2016年1月号)
池波正太郎の時代小説を読んでいると必ず「猪牙舟」など水運に関連したものが出てくる。当時の水路は荷物の輸送路であったし、生活道路でもあった。吉原通いをするには…
栗田 幸一(『コア東京』2016年1月号)
文部科学省では、学校の完全週5日制導入を受け「土曜学習応援団」をたち上げ、企業、団体、大学等へ参加を呼びかけました。私たちも…
鈴鹿 美穂(『コア東京』2015年12月号)
私たちが活動する台東区御徒町、蔵前地区を五年ほど前から「カチクラ」と呼んでいます。ほんの半世紀前に職人の街としてたいへんな賑わいだったこの地区も…
川島 茂(『コア東京』2015年11月号)
東京都内のふたつの住宅街に残る木造建築。明治から昭和にかけて建てられ、それぞれ樋口一葉と太宰治という文豪ゆかりの遺構が、偶然にも時を同じくして…
村田 くるみ(『コア東京』2015年11月号)
昭和20年8月1日に来襲したB29爆撃機の1時間40分にもおよぶ攻撃により、長岡の旧市街地は壊滅し1,500名もの尊い命が失われた。その惨状を忘れないため…
鈴木 文雄(『コア東京』2015年10月号)
東京には広い空がとても少ない。よく言われていることで、建築の専門家によらずとも耳にする機会は少なくない。高いビルに登って周りを見渡すと、地平線までびっしり建物で…
河野 有悟(『コア東京』2015年10月号)
 このスケッチは調布市にある深大寺の本堂を描いたものである。描いたのは、今から25年前。私が美大の建築学科を目指していた浪人生のころ…
河野 有悟(『コア東京』2015年9月号)
 台東支部では2013年に谷中のまちあるきを行いました。今年は根岸地域を対象とし、実際に体験することで、これからの私たちの仕事や木密地域への取り組みに活かしていきたいと思います。…
東京都建築士事務所協会台東支部(2015年8月16日)
 東京都内のふたつの区で、2015年末のほぼ同時期に起きた近代建築保存問題。前回(『コア東京』5月号)に続いて、保存活動の…
村田 くるみ(『コア東京』2015年7月号)
 文化財を、なぜ保存するのだろう? 「このような時代には、文化よりもまず福祉に予算を向けるべきでしょう」という声も大きい。…
村田 くるみ(『コア東京』2015年5月号)
 購読している新聞の販売店から「森鴎外記念館」で開催している特別展のチケットをいただいた。その場所は森鴎外の旧居「観潮楼」跡として高名であり…
川田 伸紘(『コア東京』2015年4月号)