

2019年に二回目で訪れたバルセロナでは、ガウディ奇想の源に踏みたいと思い、サグラダ・ファミリアの発想の源にもなったという、モンセラットに行こうと決めた。モンセラットは、のこぎり山を意味する名の通りの奇岩群である。この一帯の山々は、ミステリアスな表情の岩々が広がっている。その姿は、まるで今にも動き出しそうな巨人のように見えていた。
ガウディの「美は自然から学ぶ」という考え、そして彼が生み出し続けた独特の曲線的なデザインは、この地が深い影響を与えていたのは疑いようがなかった。
ガウディもバルセロナから少し遠出し、このようなダイナミックな山の風景に出会えることに驚いていたのだろう。

金 美花(キム・ミファ)
株式会社日建設計
1980年 韓国生まれ/韓国で政治外交学科を卒業/2004年 来日、多摩美術大学卒業/2010年(株)日建設計入社/一級建築士、PMP、応急危険度判定士、既存住宅状況調査技術者、韓国建築家協会正会員
1980年 韓国生まれ/韓国で政治外交学科を卒業/2004年 来日、多摩美術大学卒業/2010年(株)日建設計入社/一級建築士、PMP、応急危険度判定士、既存住宅状況調査技術者、韓国建築家協会正会員
カテゴリー:歴史と文化 / 都市 / まちなみ / 保存
タグ:思い出のスケッチ