タグ:建築史
 ほぼ隔月刊で、3年にわたった連載「建築史の世界」を終えるにあたり、建築家が建築史から学ぶ際に注意すべきことを以下に記すことにしたい。  ...
藤岡 洋保『コア東京』2021年11月号
 半世紀ぐらい前には、アントニ・ガウディ(1852 – 1926)は一般人には無名の存在で、モダニズム全盛の建築界において関心を寄せる人は少なかった...
藤岡 洋保『コア東京』2021年8月号
 1960年代は、後世に語り継がれる建物が相次いでつくられた時代である。東京に限っても、国立屋内総合競技場(国立代々木競技場、丹下研究室+坪...
藤岡 洋保『コア東京』2021年6月号
国会議事堂(1936、竣工時の名称は「帝国議会議事堂」、写真1)は、日本人にとってなじみ深いものである。テレビのニュースでその姿が頻繁に写しだ...
藤岡 洋保『コア東京』2021年4月号
 去年(令和2/2020年)の10月16日に、六連島(むつれしま、1871、山口県、写真1)、部埼(へさき、1872、福岡県、写真2)、犬吠埼(いぬぼうさき...
藤岡 洋保『コア東京』2021年1月号)
 W. A. Storrer: "The Architecture of Frank Lloyd Wright; A Complete Catalog" (The MIT Press, Second Edition, 1978) によれば、フランク・...
藤岡 洋保『コア東京』2020年11月号)
 大正から昭和戦前にかけて、府県庁舎や美術館・博物館などのデザインを募集する大規模なコンペが相次いで行われた。その実施数や応募者数の多さ...
藤岡 洋保『コア東京』2020年7月号)
前回は「作品の発表」という行為に意味を見いだしたパイオニアとして堀口捨己(1895-1984)を紹介した。堀口は近代日本を代表する建築家のひとりだ...
藤岡 洋保『コア東京』2020年5月号)
日本初の建築運動とされる分離派建築会が結成されてから、今年でちょうど100年になる。分離派は、5カ月後に卒業を控えた東京帝国大学建築学科学生...
藤岡 洋保(『コア東京』2020年3月号)
 前回は「無名の建物」を紹介したが、今回は対照的に、世界遺産の住宅をとりあげることにしたい。それは「トゥーゲントハット邸」(写真1)で、ル...
藤岡 洋保(『コア東京』2020年1月号)
前回紹介した東京中央郵便局(1931)は有名建築家の作品だったが、建築史はそのような建物だけを扱うわけではない。今回は、それと対照的な、無名...
藤岡 洋保(『コア東京』2019年12月号)
 今回からは個別の建物をとりあげ、そのデザインや設計趣旨を分析しながら、近代建築史のアプローチの仕方を紹介することにしよう。これからの建...
藤岡 洋保(『コア東京』2019年10月号)
 建築史にはさまざまな分野がある。西洋建築史や日本建築史のように、地域ごとや国ごとの建築の歴史を語るものや、近代建築史などのように、ある...
藤岡 洋保(『コア東京』2019年7月号)
 建築における「日本的なもの」とは? と聞かれたら、建築界を含め、多くの人は「無装飾や非相称」とか「空間の連続性(フリー・スペース)」と応...
藤岡 洋保(『コア東京』2019年4月号)
 日本近代建築史では、モダニズムやそのパイオニアが高く評価されることが多い。それは、ファシズム下でモダニズムを率先して提唱しつつ、日本趣...
藤岡 洋保(『コア東京』2019年2月号)
 多くの建築関係者にとって、建築史は遠い存在で、教養以上のものではないだろう。それは「過去」を問うもので、建築家や技術者がもっとも関心を...
藤岡洋保(『コア東京』2018年12月号)