江戸川支部防災体験学習会&BBQ
江戸川支部|令和5(2023)年7月2日@有明「そなエリア東京」
高妻 昭子(東京都建築士事務所協会江戸川支部副支部長、(株)大和創建一級建築士事務所)
タブレットを手に、質問に応えながら震災直後の街を歩く。(撮影:筆者)
震災体験の後は、芝生の上でBBQを楽しんだ。
 江戸川支部では、会員増強を目的として、防災体験学習会&BBQを企画し、江戸川区内の未加入59事務所にDMを送った。
 当日の7月2日は梅雨時期で天気が心配されたが快晴で真夏の暑さとなった。
既におなかが減ってBBQに期待高まる11時半集合で、まずは防災体験学習会。参加人数は13名であった。
 震災後72時間は人命救助が優先されるため、無事だった方への支援体制が整うまでには自力で生き残らなければならない。この72時間をどう生き抜くかということをコンセプトとしてツアーが始まった。
 ガイドさんからタブレットがひとり1台渡され、エレベーターに乗る。すると震災が発生して、近くの階で停止。真っ暗な通路を進み街に出る。街は震災直後の様子が再現され、非常に臨場感がある。タブレット上で出されたクイズに答えながら進んで行き、クイズに答えることで生き抜く知恵を学ぶ。その後再現避難場所へ移動。実際の震度が体験できる起震機があり4名が体験した。
 震災時には何とこちらに災害本部が置かれる。そのオペレーションルームを2階から見学した(われわれが生きている内に使われないことを祈ります……)。
最後に、幼い姉弟が外出時に震災に遭うというストーリーのアニメを見て学習会は終了(泣きそうになったと言う方もいました)。
 震災に遭ったときをイメージして自分はどう行動したらいいのか、また日常の備えをどう考えるか……学習会を通じて色々考えさせられた。3.11から10年以上が経ち、日常の備えがおろそかになりがちだったので改めて見直そうと思った。
さて、待ちに待ったBBQ。ビール以外の飲み物をコンビニで調達し、準備完了。こちらの会場では食材、調理セット、食器類とビールは用意されているのでとても便利! もちろん青空の下で食べるBBQは最高だった。
 ちょっと参加者が少なめだったが、後日、参加してくれた未加入者3名の内2名が入会するという嬉しい報告があり、有意義な会となった。
高妻 昭子(たかつま・あきこ)
東京都建築士事務所協会江戸川支部副支部長、(株)大和創建一級建築士事務所