土曜日・日曜日はよく自宅のコンピューターで仕事の図面を描いていることが多い週末ですが、お昼ぐらいはどこかに出かけようと、いつもなら上野公園の散歩で東京国立博物館や東京文化会館のレストランやカフェなのですが、今回は代官山と中目黒の途中にある旧朝倉家住宅まで足を伸ばすことにしました。
旧朝倉家住宅（重要文化財）は2回目で前回同様の中目黒駅から、目黒川を渡り、目切坂から東京富士見坂を登るコース。旧朝倉家住宅を目指して散歩していくと、新しい心地よく緑化された歩道があり、何ができたのかと建物を見ると東京音楽大学の中目黒・代官山キャンパスが新しく完成していました。2019年4月完成で「みどりの鎌倉街道」と名前の付けられた坂道で、いい散歩道ができていて、ふだん仕事では緑化計画もしていますがとても参考になる素晴らしい計画だと感じました。
坂を登り切ったところが旧朝倉家住宅。大正期の和風住宅で、南西斜面を利用した庭も敷石や飛び石の上をのんびり散策ができる私自身とても好きな空間です。当日は雨上がりで苔と木々の緑が色濃くしっとりとしていて、建物の木目と庭の緑がとてもいい色合いで、好きなカメラでじっくりと写真を撮って楽しめました。
中目黒から代官山の散歩は、新しくできた「現代的な建築とできたばかりの緑化計画された空間」と「歴史のある木造建築と苔むす庭園」というふたつの素晴らしい空間を体験できるより楽しい散歩コースになり、また違う季節に来るのが楽しみな散歩道になりました。