VOICE
『コア東京』2015年10月号編集後記
安田 浩司(東京都建築士事務所協会編集専門委員会/アーキテム・安田計画設計室)
初めての入院
 40年近く「健康診断」を受けたことはない(健康診断を受けると必ず何らかの病気にされてしまうと聞いたから…)。6月頭から2ヶ月間ある大学病院に入院していた。自業自得(飲酒喫煙)だが喉の病気が発覚したからである。
 入院したのは「耳鼻咽喉科」の病棟(金銭事情により6人部屋)。周りを見るとかなりご高齢の患者さんが多い。点滴投与する薬剤が腎臓に負担が大きいということで、1日に「整理食塩水+利尿剤」を約4リットル点滴する。結果、20分に1回トイレに行かなければならない。まるでテレビドラマで見るように点滴スタンドを引きずりながらである。一晩中であり、面倒くさいし不自由だ。
看護師さんは天使だ!!
 前述のように病棟には高齢の方が多く、昼夜を問わず色々な問題がある。「大声で叫ぶ」、「廊下にしゃがみ込んで動かない」、「トイレ使用後に流さない」、「ベッドで失禁」などなど。
 看護師さんは深夜でもこれらの患者さんに優しく対応する。下の世話から汚れものの洗濯まで笑顔で世話をするのだ。「白衣の天使」は確かにいた!!
タバコ
 「ヘビー&チェーンスモカー」だった。入院して数日は病院を抜け出して、隠れて吸っていたが「匂い」でばれてしまった。きつく叱られて最近話題の「電子タバコ(ニコチン、タール=0)」を購入した。これが結構いける。ただ、「煙(蒸気)を吸って喉の刺激を楽しむ悪癖はなくならない。現在は「ヘビー&チェーンスチーマー」だ。
 ※飲酒喫煙愛好者の皆さんご自愛ください。
安田 浩司(やすだ・こうじ)
建築家、アーキテム・安田計画設計室、東京都建築士事務所協会編集専門委員会、渋谷支部
1954年生まれ/1978年 東京デザイン専門学校卒業