VOICE
井出 幸子(東京都建築士事務所協会会誌専門委員会・豊島支部副理事、UIFA JAPON(国際女性建築家会議)広報担当理事、(株)井出幸子建築設計室一級建築士事務所)
冊子をつくったこと
このコロナ渦で、足掛け3年かけ小さな冊子をつくりました。
 タイトルは『自然災害に備えて 住まいづくりの勘どころ UIFA JAPON』。UIFA JAPON※の会員にアンケートを行い、収集した情報をコアメンバー10人で100%オンライン会議、Eメール、ストレージサイトを使って作成したものです。まとめ役の私は、冊子の編纂は初めてでしたので、A5判中綴じ製本56ページと小さいとはいえ、刺激的な体験でした。表紙のレンギョウ色の選択は異議なく決まり。春の発行らしく目立ちそうです。
(※UIFA JAPON:国際女性建築家会議日本支部)
昨春、助成金の申請を行い、夏に採択いただき、その予算内で、DTPを朝倉恵美子氏に委託し、印刷所を押さえ、予算を切り詰めイラストは自前です。現業と二股にかけた短期間に「ひとつでない回答の掲載の仕方」、「イラストと本文の棲み分け表現」、「別れた見解の調整」など、年末年始返上でZoomは白熱し、内容を把握している担当者らがイラスト化に奔走です。
関東大震災100年目で引っ張りだこの中林一樹氏が、年初に通読・助言をくださったことは、世に出していいものかと逡巡する気持ちを収めてくれました。合議制での編集という暴挙は、3/15印刷スタートで終わりを迎え、冊子を発行します。
井出 幸子(いで・さちこ)
東京都建築士事務所協会豊島支部 副理事、UIFA JAPON(国際女性建築家会議日本支部)広報担当理事、(株)井出幸子建築設計室一級建築士事務所
1950年 東京都生まれ/1972年 日本女子大学住居学科卒//1972〜2012年 (株)アール・アイ・エー勤務、各種計画・意匠設計に従事/2012年 (株)井出幸子建築設計室一級建築士事務所設立
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