夏も終わり徐々に涼しくなってきました。先日インターンの大学生と話す機会がありました。学生は卒業したら建築の業界で働くことは考えているようでしたが、設計事務所、ゼネコン、ディベロッパー、意匠、構造、設備……等などはまだ決めていない様子でしたので、私からは経験談を伝えて学生の選択肢の広がりを持ってもらえればと思い話をしました。建築業界が発展していくためには今後も若い世代が建築業界を選びたくなる魅力のある業界でなければならないですが、その魅力ってなんでしょう。もちろん、金銭面もあるでしょうが、根本的なところはやっぱりものづくりの楽しさになってくるのでしょう。
今回、コロナ禍により毎年新宿西口広場で開催されている建築ふれあいフェアが2年続けて中止となってしまいました。現在、配信による開催が検討されていますが、新宿西口広場で開催したときはたくさんの子どもたちが参加しており、建築に触れ合える貴重なイベントでしたので、機会が失われたのはとても残念です。
コロナ禍により学校訪問などもできず、なかなか上手くは進められていませんが、青年部会では地域貢献のひとつとして、子どもたちに建築に興味を持ってもらえるように活動を考えています。現在は、はさみとのりを使って建物をつくる工作教室を定期的に青年部会のホームページに掲載していますが、コロナ禍が落ち着きはやく直接子どもたちに伝える機会を得られればと思います。