VOICE
関 和典(東京都建築士事務所協会賛助会員会情報委員、株式会社ゼットアールシー・ジャパン 代表取締役社長)
6月に賛助会から会誌専門委員会に参加しました、(株)ゼットアールシー・ジャパンの関です。今回私はSDGsについて考えてみたいと思います。SDGs;Sustainable Development Goals。GoalsのOの文字がカラフルな17色に彩られた、あれです。
 17のゴール、皆さん、じっくり眺めたこと、ございますか? われわれ賛助会のメンバーは、それぞれの会社のそれぞれの部署、いろいろな人の立ち位置によって広く17のゴールすべてに関わっていけるのではないかと思っています。大企業の中には、ホームページなどでSDGsへの取り組みがしっかりと述べられている会社も数多く見られるようになってきましたね。
弊社では、「常温亜鉛めっきZRC」という極めてニッチな、塗ってめっきができる製品を広く日本中に販売しています。たとえば、オリンピックに沸いたあちらこちらの新設の競技場の鉄骨の防錆に採用されています(めっきの補修)。また、今後50年間のメンテフリーを目指し昨年みなとみらいに立てられた超高層市庁舎ビルの屋上鉄骨の防錆にも使われています(増しめっき)。さらに、完成後20年を過ぎた沿岸地帯に立つスタジアム屋根の溶融亜鉛めっき鉄骨にも使用されています(再めっき)。このようなスタジアムでは溶融亜鉛めっきされた鉄骨をばらして再めっきさせるわけにはいきません。そこでわれわれの出番となるわけです。この補修作業は、スタンドに芸術品のような足場を組んではバラし、バラしては組んで、10年ほどかけて少しずつ行われていくのだそうです。「めっきの補修」に「増しめっき」、そして「再めっき」、これらってSDGsの11番目のゴール、すなわち「包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能な都市」をめざしているのでは! なんて自負しています。
賛助会の中のひとつの会社である弊社を紹介させていただきましたが、賛助会はありとあらゆる企業が集まった、そして、それぞれがそれぞれの得意分野を持ち、それぞれのSDGsのゴールを持つ、スペシャリストの仲間です。自社で解決できない諸問題や技術支援、技術相談等なんなりとご相談下さい。
 お問い合わせは、東京都建築士事務所協会ホームページ「賛助会の紹介」の「賛助会員一覧」に掲載された各社へお願いします。
関 和典(せき・かずのり)
東京都建築士事務所協会賛助会員会情報委員、株式会社ゼットアールシー・ジャパン 代表取締役社長
カテゴリー:その他の読み物
タグ:VOICE編集後記