「むさしの環境フェスタ」に参加
支部だより:北部支部
奥山 安雪(二級建築士建築設計アトリエ80、東京都建築士事務所協会北部支部)
楽しく市民が参加して環境について考えた。
物作りの体験ブースにはたくさんの子供が集まった。
体験ブースと、「よろず相談会」には多くの人が集まった。
 武蔵野市といえば「玉川上水」や「吉祥寺」のイメージがあるが、全国でもたいへん住みやすい街といわれている吉祥寺から数km離れた武蔵境駅の駅前で、2015年11月1日(日)、「むさしの環境フェスタ」が開催された。
 武蔵境駅は中央線吉祥寺駅から中央快速で西へふたつ目、最近は線路の高架工事が完了したことで南北の行き来も便利になり、加えて高架下に店舗が入って賑わいを増している。駅の南口改札を出てすぐの、円形芝生広場のある公園が今回の会場である。
 むさしの環境フェスタは同市の主催だが、市民団体と事業者が協力して企画・出展している。内容は「エネルギーに関する展示」、「ごみ資源に関する展示」、「自然に関する展示」、「食に関する展示」に分けられた。公園の円形の芝生は心理的に人が集まりやすいのか、各テントブースへの流れもよかった。会場内のスタンプラリーも効果的だったようで、市民の各ブースに対する関心も高かった。
 東京都建築士事務所協会北部支部では、テントのほかに現地組み立ての木造軸組みを設置した。屋根まで設け、筋かいや耐震金物の取り付けが見えるようにした大がかりなつくりだ。そんな中に住まい相談や、親子連れのための体験コーナーを設け、多くの市民に楽しんでもらった。
 住みやすい街、武蔵野市で、環境問題に対する関心をさらに高めるための一役を担うことができたと思う。
奥山 安雪(おくやま・やすゆき)
建築家、建築設計アトリエ80主宰、東京都建築士事務所協会北部支部
1953年生まれ/野地建築設計事務所を経て1980年に独立/趣味は「書道」と「躰道」という武道
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