常置委員会委員長年頭挨拶|研修委員会
宮尾 宣央(東京都建築士事務所協会研修委員会委員長、目黒支部、窪田建築都市研究所有限会社)
 あけましておめでとうございます。会員の皆様におかれましても、令和に代わりはじめての新年を、健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年の総会において理事に就任し、研修委員会委員長を務めさせていただいて半年が過ぎました。この間、法定講習会や管理研修会の実施、東京建築賞受賞作の見学研修会などを行ってまいりました。
 本年も引き続き、建築士事務所の開設者の方々ならびに建築士の方々に向けて、業務の運営や設計業務等に関する講習会、研修会を実施してまいります。
 今は、解らないこと、知りたいことがあると、すぐにインターネットで検索して知ることができる便利な時代です。ですが「コトの時代」とも言われるように、体験をすることで得られる、目に見えない価値を大事にする時代でもあります。
 私たち研修委員会で企画、運営している建物見学会や現場見学会、国内外の建築研修旅行は、正にその場所に行き、実際に目で見て音を聞き、空間を感じ、時にはつくり手の話を聞き記憶に刻む、体験をすることです。この体験が皆様の日ごろの業務の糧となり、研鑽の一助となるような企画を立て実施していきたいと思います。これ以外にも講演会など、多くの皆様に興味を持っていただき、参加いただけるような事業も行ってきたいと考えています。
 これらのことを通じて会員の皆様に協会の活動に魅力を感じてもらえるように、努力してまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
宮尾 宣央(みやお・のぶひさ)
東京都建築士事務所協会理事、窪田建築都市研究所有限会社
1967年北海道生まれ/いくつかの設計事務所を経て、2004年 窪田建築都市研究所有限会社入社/2009年 同社取締役就任/目黒支部