台東区総合防災訓練に参加
台東支部|令和元(2019)年10月27日(日)@台東リバーサイドスポーツセンター野球場
高久 新一(東京都建築士事務所協会台東支部、株式会社高賀)
倒壊建物実大模型への放水。
区民を対象にした放水体験。
倒壊建物実大模型での救助訓練。
震度体験訓練。
建築無料相談。(撮影:大平 孝至)
 令和元年度台東区総合防災訓練は、台東区東部(清川地区)の町会と台東区役所、消防署、など多くの区民と区内の多数の団体の参加で行われ、台東支部も台東区危機管理室、建築課、施設課の要請を受け、訓練に参加した。
 訓練は、午前9時に首都直下を震源とする大地震が起き、区内でも相当な被害が発生したという想定のもと、サイレンを合図にスタートした。
 野球場のフィールドには倒壊した建物を想定したセット(実物大模型)が設置され、消防隊員の救助訓練や火災を想定した放水訓練が行われ、自衛隊による炊き出し訓練のカレーライスがふるまわれたりもした。
 区民を対象にした訓練は、負傷者の救助訓練や地震に近い揺れを体験できる起震車による訓練、スモークテントでは火災時の煙体験訓練などが行われた。
 台東支部は会場に設置されたテント内で、建築無料相談コーナーを設け、手づくりペーパー耐震模型を配るなどして、建物の耐震化の意識を喚起する活動を通して防災訓練に参加した。区内の非難所に想定された小学校では、別の支部員が建物の応急危険度の判定訓練を行い、他の支部員は台東区内で組織されている「台東区災害ネットワーク」の一員として訓練に参加した。
高久 新一(たかひさ・しんいち)
東京都建築士事務所協会台東支部、株式会社高賀
1953年 東京都生まれ/1977年 明治大学卒業後、1997年 株式会社高賀を設立し社長就任、現在に至る