千代⽥⽀部秋季研修会
千代田支部|令和元(2019)年9⽉18⽇@オオコーチ勢和⼯場、⼤建⼯業三重⼯場
古田 秀行(東京都建築士事務所協会千代田支部編集委員、株式会社エノア総合計画事務所)
(株)オオコーチ勢和⼯場 ⾒学⾵景。 (撮影:筆者)
⼤建⼯業(株)三重⼯場 エントランスロビーで。
 午前10時、名古屋駅に⽀部会員20名が集合。貸し切りバスにて、伊勢⾃動⾞道に⼊り⽬的地まで移動。途中、鮮⿂料理の昼食をとり、まずは三重県地元で創業80年を超える歴史を持つ(株)オオコーチ勢和⼯場を⾒学した。
 同社は、原⽊の製材を⾏うJAS認定⼯場として幅広い製品を製造し、平成11(1999)年農林⽔産祭林産部⾨で天皇杯を受賞した経歴がある企業である。役員の⽅に⼯場内ご案内いただき、製材過程を細かく説明していただいた。⾃社⼯場も⼤断⾯集成材で架構された⼤規模なもので、教育施設、⽂化施設他数多くの実績を持つという。
 その後バスで移動し、⼤建⼯業(株)の三重⼯場(久居)を訪れた。敷地が約70,000㎡、建物⾯積が19,000㎡に及ぶ⼤規模な⼯場で、主に⼀般住宅、施設向けの⽊質床材を製造している。次世代⽅エコ基材仕様の床材の製造⼯程を、順を追って2時間ほど⾒学した。⼯場内は清潔かつ整然ととしており、⾃動化も進み、また安全対策にも細かく神経の⾏き届いている印象だった。
 今回の研修は素材としての⽊材の加⼯技術や、新建材を知る上でたいへん貴重な機会になった。
その後宿泊場所の榊原温泉の温泉旅館「清少納⾔」にて懇親会を行い、会員交流の楽しい時間を過ごした。翌⽇は秋晴れの中、仕事復帰組、ゴルフ組、⾒学組に分かれ、各⾃⾃由⾏動となった。
古田 秀行(ふるた・ひでゆき)
株式会社エノア総合計画事務所取締役 計画設計第一部長、東京都建築士事務所協会千代田支部編集委員
1957年 東京生まれ/1979年 日本大学生産工学部建築工学科卒業/株式会社間組建築設計部を経て、2003年 株式会社エノア総合計画事務所入社、現在に至る