「『ICT時代』に建築士はどう活動するか」賛助会員会セミナー
賛助会員会|平成31(2019)年4月12日(金)@本会会議室
早川 佳孝(東京都建築士事務所協会賛助会員会幹事、会誌・HP専門委員、富田商事株式会社)
会場風景。(撮影:筆者)
 志手一哉芝浦工業大学教授を講師に迎え、「『ICT時代』に建築士はどう活動するか」のテーマの下、参加者80名にて実施された。
 内容は今、建築業界にとって重要なBIMについてである。国土交通省によるBIMの定義はコンピュータ上に作成した3次元の形状情報に加え、室等の名称・面積、材料・部材の仕様・性能、仕上げ等、建築物の属性情報を併せ持つ建築情報モデルを構築することとあるが、設計のデジタル化はデザインとプロダクトの一体化を促す。設計におけるBIMの浸透により、設計業務の分業化が進み、契約が多様化することが語られた。また、BIMオブジェクトはある程度の仕様と正確な数量を含むので、積み上げ方式の部位別積算によるコストプランニングが可能とのことであった。
 そしてこれからの日本のBIMにとって課題は何か、下右の図はそのひとつ。
PP画像の1枚。
早川 佳孝(はやかわ・よしたか)
東京都建築士事務所協会賛助会員会幹事、会誌・HP専門委員、富田商事株式会社企画・デザイン部 建築意匠参与