第52回第1ブロック協議会開催
第1ブロック|平成30(2018)年8月29日(水)@ハイアットリージェンシー東京
中里 信文(東京都建築士事務所協会新宿支部、中里一級建築士事務所)
 
講演する中川武早稲田大学名誉教授。
 
懇親会での吉住建一新宿区長の挨拶。
 
懇親会風景。(撮影:中里 信文)
 第52回となる東京都建築士事務所協会第1ブロック協議会が開催された。
 第1部の講演会では、中川武早稲田大学名誉教授を講師としてお招きし、「エジプト、アンコール、日本建築に見る自然調和思想」をテーマにご講演をいただいた。中川先生は、博物館明治村の館長でもあり、比較建築史、文化財建造物の保存修復技術の研究を専門とされており、日本国政府アンコール遺跡救済チームの団長にも就任されている。
 講演ではエジプトのピラミッドやアンコール遺跡群のお話を中心にされ、ピラミッドの方位精度や、アンコール遺跡群がほぼ一直線上に配置されていること、東西を重視した遺跡が多いという。敷地と建物の中心線を意識的にずらしているなど、精度の高い測量技術があったという話には驚いた。また、遺跡の中から屋外を見ると、聖なるものが手を伸ばすような広がりを見せるつくりになっているという。
 第2部の懇親会は、今回担当である新宿支部の土屋正支部長の開会の辞から始まり、各支部から多くのご参加をいただいた来賓を代表し、吉住健一新宿区長、佐原勇新宿区議会議長、加藤昇本会副会長よりご挨拶をいただいた。
懇親会の途中、第1ブロックの各支部がステージに登壇し、参加された方々に支部の紹介を行い、大いに盛り上がりながらブロック内での交流を図ることができた。
 来賓51名、各支部会員101名、協力会員32名、合計184名とたいへん多くの方々にご参加いただき、盛大な第1ブロック協議会であった。
中里 信文(なかざと・のぶふみ)
1977年 東京都生まれ/2000年 工学院大学卒業後、建売分譲住宅開発業等の勤務/2004年 中里一級建築士事務所入社、現在に至る