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『コア東京』2016年10月号編集後記
青木 雅哉(株式会社日建設計、東京都建築士事務所協会編集専門委員)
2016年オリンピック・リオデジャネイロ大会が8月21日に閉幕しました。日本人選手のメダル獲得数は41個と、前回のロンドン大会の38個を上回り、史上最多となりました。日本人選手の(予想以上の)活躍を見ることができ、大いに興奮させられた今年の夏でした。
1962年生まれの私は、前回の東京五輪時にはわずか2歳だったため、残念ながらまったく記憶がありません。しかも地方に住んでいたので、それほど身近なものではなかったと思います。一方、9歳の時に開催された札幌・冬季オリンピックには、かなり夢中になっていた記憶があります。専用のスクラップブックを用意して、日本人選手が活躍して翌日の朝刊にその記事が掲載されると、片っ端から切り抜いて一生懸命貼り付けたものです。スポーツ関連では、王貞治選手の756号ホームランの次に印象的な出来事だったと思います。
次回の開催地は言わずと知れたわが都市・東京です。1962年生まれの私にもほぼ初めての「生オリンピック」ですので、下の世代の人たちには画期的な出来事に違いありません。特に未来を担う子どもたちには、ぜひ生で観戦してもらいたいなと思います。
さてリオ五輪が終了し、東京五輪に向けての準備がますます本格化されます。競技場など五輪関連の施設はもちろんのこと、ホテルなどその他の施設や各種インフラの整備も2020年までに確実に行われなければなりません。建築業界に身を置く者としては、それらに直接または間接的に関わることにより、少しでも五輪実現に貢献していきたいものです。
次回オリンピックの開催日、2020年7月24日が本当に待ち遠しくなりました。その間に世界の景気や治安が悪化することなく、皆笑顔で迎えられることを心から願っています。
青木 雅哉(あおき・まさや)
1962年静岡県清水市生まれ・静岡市育ち/1985年京都工芸繊維大学意匠工芸学科卒業/1985年〜アパレル、工芸、飲食業界などを経て/現在(株)日建設計広報室課長、東京都建築士事務所協会編集専門委員
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