中央卸売市場(通称、場内)が今年11月、豊洲に移転することが大きな話題となっていますが、「築地魚河岸」は、残された場外市場の新たな核となることを目指した商業施設です。場内移転後も築地の活気とにぎわいを将来に向けて継承することを目的として、築地周辺にある3つの商店街と、ふたつの町内会と連携して中央区が整備しているもので、竣工は3月末予定になっています。
「築地魚河岸」は、約6,800m2の敷地に、①小田原橋棟(地上3階、延床面積4,100m2、店舗区画数48)と、②海幸橋棟(地上2階、延床面積3,300m2、店舗区画数45)の2棟からなり、一般客も利用できます。4月以降テナント工事が行われ、市場移転前の2016年10月15日にオープンの予定となっています。現在テナントはすべて決まっており、場内の仲卸61業者(複数の区画を利用する業者もあり)が出店する予定とのことです。
小田原橋棟の3階部分にはイートインスペースがつくられ、「築地魚河岸」の食材を使った、これまでと変わらない築地ならではのプロの味や技が提供されるとのことです。
今後は既存の場外各店舗と一体となり、さらに活気とにぎわいのある築地となることでしょう。
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