モデル建物法を使用した省エネ計算の実践型講習開催
研修委員会|令和4(2022)年6月8日(水)・23日(木)@本会会議室
鈴木 文雄(東京都建築士事務所協会研修委員会委員長・理事・墨田支部、有限会社鈴木設計一級建築士事務所)
第1部。計算方法の概要などの確認。(撮影:筆者)
第2部。シートに入力していく実践講習。
わからない場合は補助員が対応してくれる。
 本講習は、300㎡以上の非住宅建築物の省エネ適合性判定を初めて行う設計者に対し「モデル建物法」を使用した省エネ計算を実践してもらい、改正建築物省エネ法の適合義務に対応することを目的としたものだった。
 DVDを視聴しながらの講習で2部構成で行った。第1部は建築確認・省エネ適合性判定に係る手続きや非住宅用途に係る計算方法の概要などの確認で、第2部が事前に配布されたシートに入力していく実践講習となっている。初心者向けの講習なでの非常にわかりやすく、入力についても各ステップ毎に入力時間が設けられているので(余裕があるというわけではないが)、落ち着いて行えばスムーズに進められる。
 さらに、受講者の質問に対応できるように、DVD出演講師が所属する株式会社イズミシステムから2名の補助員を派遣していただき、安心して受講できる体制を整えた。
 今回は、募集してすぐに定員に達してしまったことから、研修委員会として検討し、9月にも2回の開催を予定している。
鈴木 文雄(すずき・ふみお)
東京都建築士事務所協会理事、研修委員会委員長、会誌専門委員会委員長、墨田支部、有限会社鈴木設計一級建築士事務所
1984年 東海大学建築学科入学/1987年 同校中退、東京デザイナー学院建築デザイン科入学/1989年 同校卒業/有限会社鈴木設計一級建築士事務所入社、現在に至る