昨年は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発出で、支部総会を開催できず、未だ予断を許さない状況が続く今年も開催が危ぶまれたが、支部長交代や他に諮る議題もあったため、健康上問題なく来られる方のみ（懇親会直前キャンセルもキャンセル料金なし）、という方向で開催することにした。
　当日は、検温の実施、手指の消毒、フェイスシールド、予備マスク、抗体検査キットの準備など、できうる限りの対策を講じた。また当日発言予定がありながら急に来ることができなくなった方向けにZoom接続をするなど、一昨年の総会とは、まったく異なる準備となった。
　総会は、根本利英支部長の挨拶で始まり、議長、書記選任後、議題を粛々と進行。決算・予算・事業計画の承認等や、石塚武志新支部長以下、新しい支部役員選任も無事に承認された。昨年は行事がほとんど開催できなかったが、今年の総会では空き家対策や改正省エネ法に関することなども議論され、例年以上に活発な発言が目立った。
　昨年度は多くの高齢の会員の退会があり、世代交代するために若手の入会を進め、支部を挙げて盛り上げようと全員で確認し、総会は終了した。
　総会後の懇親会は、当日に週末からの緊急事態宣言発令が決定したこともあり、キャンセルが多く10名ほどの参加に留まった。食事は取り分け済のものを出し、大きな透明パーテーションで区切る、距離を取り、飲食時の会話を制限するなど対策を講じた。例年のようなイベント事はない上、参加者が少なかったため懇親会は1時間半ほどで終了。短時間でも非常に有意義に懇親を深めることができた。南部支部では引き続き、このような状況が続くことを想定しつつ、可能な行事の開催を目指していきたい。