白川郷・飛騨高山へ支部研修旅行
支部だより:台東支部
栗田 幸一(東京都建築士事務所協会台東支部/株式会社栗田建築事務所)
白川郷にて。
白川郷風景。
飛騨高山の町家の雨水利用。
 東京都建築士事務所協会台東支部では毎年、国内外に研修旅行を行っています。今年は2015年10月16〜17日に、一般社団法人日本建築士事務所協会連合会(日事連)全国大会に関連付けて茨城県をめぐっていますが、翌月の11月13〜14日、研修旅行として白川郷と飛騨高山へ行ってきました。
 数十年ぶりに訪れた白川郷は意外と人が少なく、日本人よりむしろ中国からの来訪者が多い印象で、彼らが日本全国を訪れていることを再認識しました。
 飛騨高山では、朝早くから伝統的建造物群保存地区を見学に行きました。飛騨高山は、1588(天正16)年から城下町としてつくられはじめ、高台を武家屋敷、一段低いところを町人の町として形成されました。その後江戸時代に幕府直轄地となったこともあって、町は商人を中心に発展し、商人たちの町人町の一部が現在、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。あちこちに雨水を導いて防火用水を貯めていたのが印象的でした。数時間後、伝統的なまちなみは渋谷の交差点のように人、人の雑踏と化していました。
 研修旅行を通して、支部の結束が強まった旅行でした。
栗田 幸一(くりた・こういち)
建築家、株式会社栗田建築事務所代表、(一社)東京都建築士事務所協会台東支部支部長、編集専門委員会委員長
東京浅草生まれ/祖父、父と3代目/1970年 東海大学工学部建築学科卒業/1970〜74年 伊奈建築設計事務所/1975年 父の経営する株式会社栗田建築事務所入社し、現在に至る
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