青年部会活動報告会をYouTube配信
令和2(2020)年7月16日(木)18:00、YouTube配信
石塚 武志(東京都建築士事務所協会青年部会副部会長、南部支部副支部長、株式会社なまあず本舗)
オープニング画像。
部会長挨拶。
会長挨拶。
第2部オープニング。秋山寿徳さんによる講演。
第2部のひとコマ。
 毎年恒例の青年部会活動報告会は、第7回の今年も通常通り7月実施予定であった。しかし新型コロナウイルスの影響により通常開催が難しい状況のため、YouTubeでの配信となった(令和2/2020年7月16日配信)。Zoomでの開催も可能ではあったが、本会会員のみならず、全国の単位会、一般の方々にも広く活動を知ってもらえるチャンスと捉え、青年部会初の動画を制作し、YouTubeによる事前収録の動画配信を行うことに決めた。現在、東京都建築士事務所協会YouTubeチャンネル「taafmovie」で公開しているので、ぜひご覧いただきたい。
 公開した動画は2部構成とし、1部を従来の活動報告会(30分)で、2部は講演(30分)というかたちである。
 第1部は、村田雅利部会長の挨拶で始まる。新型コロナウイルスの影響から活動報告会をYouTube配信で行った理由や、活動内容についての説明があった。続いて児玉耕二会長より、現状の説明、業界の方向性、東京会の活動についてのお話しとともに、青年部会への激励をいただいた。
 活動報告は、令和元年度活動報告を倉部広大幹事、昨年度の青年話創会報告を片瀬京子幹事、建築士試験対策については宮本明彦幹事、建築ふれあいフェアについては小原弘太郎幹事より発表があった。振り返ると昨年度の活動はたいへん活発だった。新型コロナウイルス感染症が拡大した後も、Zoom会議により議論を重ね、今年の建築士試験対策も無事に開催することができた。佐藤博昭幹事より令和2年度の活動計画の発表があったが、新型コロナウイルスの影響により、開催が未定の企画が多い内容となってしまった。現在の活動は、月1回のZoomによる幹事会がメインだが、地域貢献活動など青年部会として新しい活動も行っている。またセミナー等もWEBに切り替えて開催を検討しており、詳しい日時が決まり次第、協会ホームページや本誌などでご報告する予定である。
 第2部は、「デザインビルドの現状」と題し、日刊建設通信新聞社の秋山寿徳取締役編集局長より講演いただいた。副題は「ゼネコン設計部が力をつけてきた中で設計事務所はどう立ち向かう」であった。非常に内容の濃い30分の動画として仕上がっており、解説で出てくる資料もPDFでダウンロードできるので、ぜひご覧いただきたい(アドレスは動画内に記載)。
 動画制作は青年部会として初めての試みであり、手探り状態からの作成であった。発表内容はまずパワーポイントで作成し、そこに音声を重ねる方式をとったが、動画収録は初めての方が多かったため非常に苦戦した。また編集面でも、まったく違う環境、機材で録画したものをつなぎ合わせて編集することは、非常に困難だということがわかった。ここで得られたノウハウは次回に活かせるものである。
 より多くの方に見てもらうには、宣伝も含めこれから考えていかなければならないことが多くある。今回のアクセス記録からは、Eメールによる会員への告知からのアクセスがメインであったことが伺える。これからは、一般の方にもたくさん見てもらうにはどうすればいいか? それを考えていく必要がある。
 青年部会では、引き続き社会貢献活動などで動画制作を計画しており、東京都建築士事務所協会YouTubeチャンネル「taafmovie」で公開していくので、楽しみにしていただきたい。まずは活動報告会の動画2本をご覧いただき、ぜひチャンネル登録をお願いしたい。同チャンネルでは過去の建築ふれあいフェアの動画なども見ることも可能である。

taafmovieチャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UCU_teJGJII1T_HL2os0DfDQ
石塚 武志(いしづか・たけし)
東京都建築士事務所協会青年部会副部会長、南部支部副支部長、株式会社なまあず本舗代表取締役
975年東京生まれ/2001年有限会社石塚建築設計事務所を経て、2012年株式会社なまあず本舗設立