三菱エレベーターショールーム見学会
台東支部・荒川支部|平成30(2018)年8月3日(金)
大平 孝至(台東支部)

見学風景。
参加者記念撮影。(撮影:大平 孝至)
 台東支部・荒川支部に所属する13名で、東京都荒川区荒川に本社を置く、三菱電機ビルテクノサービス(株)のショールーム「M's station(エムズステーション)」を見学してきました。
 同社のM's stationは、三菱電機製のエレベーター・エスカレーター、空調・冷熱機器、セキュリティ、ビル管理システムなどのビル設備の体験型ショールームということもあり、東京都建築士事務所協会第2ブロックとして初めて見学会を実施しました。ショールーム内はビル運用における、メンテナンスの重要性や課題解決のためのソリューションについて、見学する人が分かりやすいよう、映像やデジタルコンテンツを多数採用した施設となっていました。
 特に、エレベーターかご内をイメージした実物大のシミュレーターは、天井や壁の色などを変えられるシステムとなっていて、今後お客様への提案にぜひ利用したいと思いました。さらに、空調やセキュリティコーナーでは最新のVR(バーチャルリアリティ)を活用した、体験コンテンツも用意してあり、見学者の多くが体験していました。
 また、同じ敷地内にある「情報センター」の見学会もあわせて実施。「情報センター」は、三菱電機ビルテクノサービス(株)と契約している顧客のビル設備情報を、24時間365日、常時遠隔で監視し、異常信号をキャッチすると、約6,000人のエンジニアの現在地や遂行中の仕事内容、さらに技術レベルを判断して、顧客のビルに最も早く到着し的確に対応できるエンジニアを特定し急行させる、「安心の窓口」の役割を担っている施設となっていました。当日は、情報センターの係員が見ているパソコン画面や表示情報などの説明も受け、参加者から普段は見ることのない内容で非常に面白かったという意見が多く聞かれました。
大平 孝至(おおひら・たかし)
東京都建築士事務所協会会誌・HP専門委員、台東支部監事
1984年 東京電機大学建築学科卒業/株式会社ダイリン一級建築士事務所勤務。マクドナルド、松屋、鳥貴族等、チェーン展開の飲食店の建築設計及び店舗デザイン設計をする