各市の催し物へ積極的に参加
北部支部
奥山 安雪(建築設計アトリエ80、東京都建築士事務所協会北部支部)
武蔵市2016、耐震・耐久セミナーでの北部支部耐震委員会委員によるレクチャー。耐震模型(実際の10分1の大きさ)を揺らして建物に対する地震力の伝わり方を見てもらった。
清瀬市防災訓練は駅近くの道路を100mほど封鎖して行われ、救助犬も出動しての大がかりなもの。ここで耐震相談会を開催した。
注目されている図書館「武蔵野プレイス」前の広場で開催されたむさしの環境フェスタ。ストローハウスなどの体験コーナーと、「建築なんでも相談」を出展。
 北部支部は、西東京市、武蔵野市、小平市、東久留米市、清瀬市、東村山市の6市にまたがる区域内を主な活動の基盤としているが、中でも武蔵野市と小平市との繋がりが盛んである。
 最近は他市にも比重を置き、支部役員の中から各市への担当者を決めて積極的に出向くなど、さらに地域社会への貢献を果たそうとしている。
武蔵野市耐震・耐久セミナー(写真❶)
 さて平成28(2016)年10月14日(金)、17日(月)、22日(土)には、たて続けに武蔵野都市整備局住宅対策課主催の「武蔵市2016、耐震・耐久セミナー」に参加し協力した。内容は、北部支部の耐震委員会委員が、①木造住宅密集地域における危険性、②耐震改修例、③熊本地震の被害と原因、などのレクチャーを市民に対して行った。
 耐震事例では、北部支部の会員事務所が耐震診断から改修まで行った建物の所有者から、改修の完了までの苦労話や、改修してよかった点などを話していただいた。また、「熊本地震の被害と原因」として、実際に地震後に熊本へ行った耐震委員からの話があった。
 そして最後に、会場に用意された耐震模型(実際の10分1の大きさ)を揺らして建物に対する地震力の伝わり方を見てもらったが、一連のセミナーの流れは、市民から「たいへん解りやすかった」と好評であった。
清瀬市防災訓練耐震相談会(写真❷、❸)
 10月23日(日)に清瀬市防災訓練が開催された。そこで北部支部からは2名の役員担当者が参加し耐震相談会を行った。防災訓練は駅近くの道路を100mほど封鎖して行われ、救助犬も出動しての大がかりな訓練であった。
 なおこの日は、午前中の相談会だったので、このあとすぐに担当者は、午後からの武蔵野市のイベントにも駆けつけた。
むさしの環境フェスタ(写真❹、❺)
 武蔵野市の行事の一環として開催されている「むさしの環境フェスタ」へ、今年も参加した。
 今回は10月23日(日)で、清瀬市の行事と重なった。場所は、各雑誌にも取り上げられ、注目されている図書館「武蔵野プレイス」前の広場。今年は前年度よりも人が多く集まっていた。知名度が上がったのか、環境に対する関心が高まったのか。北部支部の協力団体と共に、木造軸組みを設置し、その周辺を陣取って、エコ対策としてガラスの性能をアピールしたり、耐震模型を持ち込んだり、またストローハウスや、ストローでつくる竹(?)とんぼ等のコーナーを設け、たくさんの親子連れを楽しませながら、「建築なんでも相談」も行った。
 今回のフェスタのテーマは「エネルギー系」、「食・3R系」、「自然・まちづくり系」で、会場には電気自動車も登場するなど、毎回工夫がされている。
奥山 安雪(おくやま・やすゆき)
建築家、建築設計アトリエ80主宰、東京都建築士事務所協会北部支部
1953年生まれ/野地建築設計事務所を経て1980年に独立/趣味は「書道」と「躰道」という武道
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