新国立競技場VIPエリア&展望デッキ見学会
千代田支部|令和4(2022)年9月20日(火)@新国立競技場
古田 秀行(東京都建築士事務所協会千代田支部編集委員、株式会社エノア総合計画事務所)
4階展望エリアから雨上がりのトラックの眺望、圧巻のスケール。(撮影:筆者)
47都道府県の木材を使用したという軒庇の見学風景。
新国立競技場の前で集合写真。撮影時のみマスクを外していただいた。
 千代田支部で支部会員向けに見学会を実施した。「新国立競技場で、VIPエリアを体験しよう」ということで、見学会企画の第一弾である。令和2(2020)年からのコロナ禍で、支部としての活動も制限されてきた。支部の月例役員会でも、今後どのような形で支部会員に向け、「交流と研修」の機会を設けられるか、度々オンライン会議等を通じて議論が交わされてきた。その中で意見が多かったのが、実際の建築見学会を行うことが「交流と研修」につながるということで、この企画がスタートした。
 コロナ前は研修会と称して、秋に地方へ訪れていたが、当面は地元東京周辺で開催していくことになった。見学の対象は絞らず、協力会員さんの事業所見学等も含め、柔軟に行っていくこととした。今回の見学会は、独立行政法人日本スポーツ振興センターが主催している「VIPエリア&展望デッキツアー」に参加したもの。当日は台風14号が通過した直後で、前日まで開催が危ぶまれたが、参加者集合時に幸い雨は上がった。通常ではなかなか見ることのできないVIPラウンジやVIP客席エリアを見学することができた。支部会員、協力会員合わせて23名が参加し、有意義な見学会となった。この見学会を皮切りに、今後も定期的にさまざまなテーマで見学会を行い、支部活動の活性化につなげていければと思う。
古田 秀行(ふるた・ひでゆき)
東京都建築士事務所協会千代田支部編集員、株式会社エノア総合計画事務所 取締役 計画設計部統括部長
1957年 東京生まれ/1979年 日本大学生産工学部建築工学科卒業/株式会社間組建築設計部を経て、2003年 株式会社エノア総合計画事務所入社、現在に至る