

戸別訪問風景。

戸別訪問風景。
午前9時、係長と私、および他の担当職員と東京建築士会会員との2班で、目黒区中央町1、2丁目、中町1、2丁目の予定されている約800軒のうち、各班、各80軒を目標に戸別訪問を開始した。
1981(昭和56)年以降確認申請等があった建物には事前に区担当者によって住宅地図に色別けされ、色別けの無い木造等の建物が戸別訪問対象で、なかでも耐震改修工事等の助成事業対象として、敷地形態、用途、構造等の外観目視調査で適法と判断される住宅等への訪問を行うことに努めた。訪問建物は、在宅者への訪問趣旨説明、相談、インターホンでの対応、応答がなくパンフレット投函のみのケースが各々十数件あったほか、在宅不明かつポストの所在不明等でまったく対応できなかった建物が数件あった。また、訪問在宅者には、居住者との面談は区担当者のみが行い、相談員として随行した私が建築士として対応することや相談等を受けることはなかった。今回の訪問で直接うかがうことはできなかったが、居住者の方々からは、各々の生活事情もあり、耐震診断、耐震補強改修工事等を積極的に検討、実施したいという声は聞けなかったように思われた。午後4時、当日予定区域の業務は終了。他の班と経過報告等を行い散会した。

横尾 正芳(よこお・まさよし)
建築士、一級建築士事務所横尾建築設計事務所、東京都建築士事務所協会目黒支部会員
1939年生まれ
1939年生まれ
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