VOICE
早川 佳孝(東京都建築士事務所協会賛助会員会、富田商事株式会社企画・デザイン部 建築意匠参与)
「流れの先へ」筆者写真作品。
今考えるBIM
BIMについて当欄に書くのは3回目である。編集委員として本文記事で皆さんに伝えたいと思って、色々検討してみたがBIMはCADの延長ではなく、世の第4次産業革命のうち建設業界でのイノベーションであり、その内容は多岐に渡り連載記事をもってしても伝えるのは大仕事である。
そこでまず、1月号の「賛助会員・技術情報ファイル」で会員3社による具体例を掲載した。次に4月12日(当号3頁お知らせ参照)に賛助会員会・会員研修委員会共催で特別講演会を開催し、早くから企業でBIM推進をリードしている方に話していただく。これはぜひ聞いていただきたい。
そして今、世に多く出ているBIM関係の本の内最新のものでかつ内容の適切なものを2冊紹介したい。
『主として建築設計者のためのBIMガイド』、編集・発行:次世代公共建築研究会IFC/BIM部会、(一社)buildingSMART Japan、(一財)建築保全センター
『建築技術』2017年6月号、特集:広がるBIMの活用法【施工編】、建築技術
この2冊をよく読めば、BIMがベースになって設計と施工に広くイノベーション展開がなされていることを理解していただけると思う。
しかしBIMの推進には人材が必要で、筆者の所属する会社も含め小組織ではどのように行なうか、皆さんとの検討討議の場があればと思う今日このごろである。
早川 佳孝(はやかわ・よしたか)
東京都建築士事務所協会編集特別委員会委員、富田商事株式会社企画・デザイン部 建築意匠参与
記事カテゴリー:その他の読み物
タグ:VOICE編集後記