このたび、「令和7年 国土交通大臣表彰」という身に余る名誉を賜りました。これまで公私ともに賞とは縁遠い人生でしたので、今回の受賞は大変嬉しく、光栄に思っています。
　このような表彰をいただけたのは、ひとえに東京都建築士事務所協会において活動の機会をいただき、またご推薦を賜ったおかげと、心より感謝申し上げます。さらに、推薦のお話をいただいてから書類提出までの短い期間の中で、調書や資料の取りまとめにご尽力くださった事務局の及川さん、横川さんをはじめ、関係者の皆様にもこの場を借りて深く御礼申し上げます。
　今回の推薦をきっかけに、これまで歩んできた建築設計の道を振り返る良い機会となりました。決して順風満帆とはいえない時期もありましたが、製図板に向かって手描きで図面を何度も描き直していたころから、景気が厳しく仕事の少ない時期にも、いつもどこかで誰かが手を差し伸べてくださり、実績と経験を積むことができました。その積み重ねが、今日に繋がっていることを改めて実感しています。
　協会の活動においても、話創会の立ち上げをはじめ、さまざまな機会をいただきました。そしてそのひとつひとつの場面で、多くの方々に支えられながら結果を残してこられたことが、今回の表彰に繋がったものと深く感謝しています。
　この表彰を励みに、支えてくださった皆様への感謝の気持ちを忘れずに、今後も建築設計と協会活動にいっそう尽力してまいります。