不動産鑑定士協会と友好協定調印
令和7(2025)年5月12日@公益社団法人東京都不動産鑑定士協会会議室
鈴木 文雄(東京都建築士事務所協会理事、会誌専門委員会、墨田支部、(有)鈴木一級建築士事務所)

調印式出席者。
日時:令和7年5月12日(月)
場所:東京都不動産鑑定士協会 会議室
出席者:
【公益社団法人東京都不動産鑑定士協会】
佐藤麗司朗会長、佐藤史郎副会長、倉持善栄理事・相談事業委員会委員長、平山大介理事・業務推進委員会委員長、熊倉努災害対策支援委員会副委員長、小林信夫専務理事、小林慎太郎課長
【一般社団法人東京都建築士事務所協会】
千鳥義典会長、富樫亮副会長、武内敏幸副会長、杉本由美子副会長、脇宗一郎副会長、小松達也専務理事、鈴木文雄理事・会誌専門委員会委員長、及川一行事務局次長
友好協定締結の目的:
両会の会員の業務に関する知識の向上、両会の会員間の友誼関係の発展並びに両会の連携関係の更なる発展。
具体的な連携活動:
1. 一方会が派遣する講師による他方会の会員に対するセミナーの相互開催
2. 一方会の会および業務その他に関する情報の他方会への相互提供
3. 両会の会員が参加して共同で行う研究活動
4. その他、両会が同意する諸活動
小林慎太郎課長の司会により調印式が開会され、出席者の紹介の後、両協会会長の挨拶となった。
千鳥義典東京都建築士事務所協会会長挨拶
この度は調印の場を設けていただきましてありがとうございます。両協会の交流と信頼関係を築く⼤切な第⼀歩になるものと承知しています。共通する課題に対して情報共有し、社会貢献を通じてお互いの地位を高められることを願います。協定書締結までのご尽⼒に改めて感謝を申し上げます。
佐藤麗司朗東京都不動産鑑定士協会会長挨拶
能登半島地震の被災地には連合会からの派遣により多くの不動産鑑定士が現地入りし、罹災証明の発行や被災自治体への技術的助言を行うなどの支援を行いました。その活動を通して感じたのは大きな課題が迫りくる首都直下地震への対応です。圧倒的に数の少ないわれわれ不動産鑑定士だけでは賄いきれない懸念があります。将来的に災害⽀援を担う際にその垣根を取り払い共に活動すべき団体は、平時の活動においても社会貢献に努められている東京都建築士事務所協会であり、この協定により顔の見える関係性を構築することが都⺠のためにもなるものと願っています。その後、協定書の概要説明と両会長による協定書への署名が行われ、調印式は滞りなく終了した。
不動産鑑定士は建築士ほどの知名度はなく、協会活動も知られていないという佐藤麗司朗会長の言葉にもあるように、被災地支援活動を積極的に担っていることはあまり知られていない。われわれも応急危険度判定員としていつでも活動できる準備をしているのと同じく、不動産鑑定士の方々も同様の技術研鑽をされていると思うと、おこがましい話しではあるが“同志”のような存在であると感じた。
また、佐藤会長はわれわれ東京会のSAP(会員による社会貢献活動をポイントにより可視化する取り組み)に興味を持たれているとのこと。社会的な地位向上もそうだが、がんばっている人が報われるシステムに対し賞賛したいと嬉しいお言葉をいただいた。
短時間ではあったが会話を交わす中で、両協会の目指すベクトルが同じ方向であることが認識できた。千鳥会長の言葉通り共通の課題はたくさんあると思うので、これをよい機会とし、協力関係を築き、連携を深めていきたいと思う。

鈴木 文雄(すずき・ふみお)
東京都建築士事務所協会理事、会誌専門員会、墨田支部
1966年 東京都生まれ/1989年 東京デザイナー学院卒業後、有限会社鈴木設計一級建築士事務所入社/現在、同代表取締役
1966年 東京都生まれ/1989年 東京デザイナー学院卒業後、有限会社鈴木設計一級建築士事務所入社/現在、同代表取締役
カテゴリー:東京都建築士事務所協会関連








